弁護活動の内容 逮捕された理由 刑事手続き 刑事弁護の基礎知識 事件・逮捕後のよくある質問まとめ 罪名別 刑事訴訟法Q&A 事務所紹介

逮捕Q&A

刑事事件において逮捕というのはどういうときにされますか?

逮捕をされる場合は、罪を犯したとある一定レベル以上に疑われたときに、逃げたり証拠を隠滅したりすると考えられる場合です。

家族が任意出頭に応じたまま帰ってこなかったのですが、そのまま逮捕されていました。どうしていきなり逮捕をしないで任意出頭を要請されたのでしょうか?

刑事事件の逮捕後の手続きには厳密な時間制限が設けられています。具体的には、司法警察員が逮捕してから48時間以内に書類及び証拠物を添えて身柄を検察官に送致し、検察官は身柄受領の時から24時間以内(ただし、逮捕の時から72時間以内)に裁判官に被疑者の勾留を請求するか、公訴を提起しなければならないのを原則とします(205条)。このケースのように、任意同行を求められて、そのまま逮捕されることもあります。任意出頭を要請したのは、逮捕と同時に始まる時間制限のカウントを避けるため。つまり、任意出頭によって身柄を確保し、その間に被疑者の自白を得る等して証拠をそろえようという捜査側の時間稼ぎの可能性もあります。

警察から任意出頭を求められていますが、弁護士に取調べに立ち会ってもらうことはできますか。

弁護士が警察署に同行するのは可能ですが、取調べに立ち会うことは警察が認めない限りできません。任意ですので拒否することもできますが、逮捕される可能性があります。しかし弁護士が警察署まで同行することで、警察が無理やり調書を強引に作成することを控えるという傾向はあります。

盗撮をしたと疑われ、警察署で自分がやったという上申書を書かされて釈放されましたが、逮捕されたことになりますか。

その場で釈放された場合は、逮捕されていません。任意同行で警察署まで同行を求められ、任意で刑事事件の取り調べが行われたということです。このような場合、通常は再度の呼び出しがかかります。
調書ではなく上申書を作成したのは、簡易な内容を短時間で自主的に任意に書いたという形跡を残すためです。後日にやっていないという蒸し返しを防ぐために、しばしば上申書という形で自白をとります。

逮捕されるとどのくらいの間、身体を拘束されるのでしょうか?

刑事事件で逮捕された場合は最大で3日間、警察署にある留置場で身体を拘束されます。もっとも逮捕の後にさらに勾留された場合は、最大で20日間、身体拘束されます。もしも勾留期間を終えて起訴された場合は、保釈をしない限り、裁判が終わるまで身体拘束が続きます。

逮捕された後に勾留されないこともありますか?

あります。刑事事件でこのように逮捕されると、逮捕に続いてなされる勾留と合わせて最長で23日間は、身体を拘束される可能性があります。早期の身体釈放を考えると、逮捕直後に勾留をされないための活動が重要になります。もっとも刑事事件の性質や客観的状況などによって、極めて高い確率で勾留されてしまう刑事事件もあります。
通常逮捕の場合は、勾留される確率が高いといえます。

逮捕後の処分はどのようになりますか?

大まかに分けて3つの処分のいずれかとなります。
①送検されずに微罪処分として終わる
②送検されるが、勾留請求されずに処分保留で釈放される
③送検され勾留請求がなされる

微罪処分とはなんですか?

司法警察員が検察官の一般的指示(刑訴法193条1項)により、一定の微罪については検察官に送致することなく、これらの事件を毎月1回一括して検察官に報告すれば足りるものとされた制度です。
微罪処分とされた場合には、前科はつきません。

逮捕にはいくつか種類があるのでしょうか?

刑事事件における逮捕には①通常逮捕・②緊急逮捕・③現行犯逮捕があります。
①通常逮捕は逮捕の一般的な形態です。被疑者が罪を犯したことを疑うに足りる相当な理由があるとき、裁判官の発付する逮捕状により被疑者を逮捕することをいいます(199条)。
②緊急逮捕は、一定以上の重罪を犯したと疑われる場合で、通常逮捕をとる時間的余裕がない場合に、最初に犯人を逮捕しそれから裁判官の逮捕状の発付を受けるものです(210条)。
③現行犯逮捕は、現に罪を行い、または現に罪を行い終わった者を逮捕することをいいます(212条1項)。私人でも現行犯逮捕はできます。電車内でのちかん(痴漢)は私人による現行犯逮捕がよくなされています。

家族が逮捕されている被疑者に会いに行くことはできますか?

できません。刑事事件で逮捕中は弁護士以外の者が被疑者に会うことはできません。逮捕に引き続いての勾留期間中も接見禁止が付いてしまうと、会えなくなります。

ページトップへ